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訪日中のゼレンスキー・ウクライナ大統領が安倍首相と会談!! 柴田裕史

2019年10月21日、天皇陛下即位礼正殿の儀に合わせ来日したゼレンスキー・ウクライナ大統領と日本の安倍首相の会談が実現しました。ゼレンスキー大統領は21日から24日まで滞在予定で 衆参両院の議長、対ウクライナ友好議連、JICAや新経済連盟(JANE)の幹部、ビジネス界代表者との会談などが予定されているとのことです。


ウクライナ大統領としては前ポロシェンコ大統領が2016年4月に来日して以来の約3年半ぶりの来日、新大統領に就任後は初来日になりました。親日家として有名なゼレンスキー大統領と安倍首相が両国親善のため個人的な友好を是非とも深めてほしいと思います。


IT視察団の派遣


この会談で主要な目玉として議題に上ったこととして 「安倍総理大臣から、日本からウクライナにIT分野の調査団を派遣予定である旨伝達」というものがあります。(日本外務省HP参照: https://www.mofa.go.jp/mofaj/erp/c_see/ua/page1_000933.html ) これは筆者が在ウクライナ大使館およびJICAなどの各団体とともに日本政府にウクライナのITに着目するよう集中的、組織的にロビー活動を継続してきた賜物だと思っています。 非常に歓迎すべき発表で感激しています。安倍首相が2019年1月 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で提唱した ビックデータ活用戦略、2019年4月に日経新聞社主催のAI/SUMで提唱した政府としてのAI政略、世界の第4産業革命をAIでリードするという目標の実現のためには「ウクライナの豊富なAI人材活用が不可欠である」と筆者は考えています。


安倍首相にウクライナ訪問を要請


またゼレンスキー大統領は安倍首相に正式にウクライナを訪問するよう要請したことを発表しました。同大統領就任式では対ウクライナ友好議連の議長である公明党の遠山議員が安倍首相の特使としてウクライナを訪問しましたが次回は安倍首相本人がウクライナを公式訪問し、同国のIT施設などを訪問することで日本とウクライナ間のIT協力がますます促進されることが期待されます。安倍首相は2018年1月に経済関係者を伴ってエストニアを訪問したことで同国が日本でブームになったことを覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?首相がウクライナを訪問することで日本でもいよいよウクライナITブームが起こることは間違いないでしょう。


ウクライナ人の訪日査証免除を要請

またゼレンスキー大統領は2020年の東京オリンピックを前にウクライナ人の訪日査証免除を安倍首相に要請しました。2019年10月現在日本国民はウクライナに3か月まで査証なしで滞在可能ですがウクライナ人は日本へ行くのにビザが必要という不平等な状態が続いており、2017年にウクライナ国民のEUへの査証が免除されたのと同様の措置が日本にも適応されることを望みます。査証免除が実現できれば両国のビジネス、観光、政治交流はますます深まり、将来的には直行便もできることでしょう。数少ない日本人のウクライナ在住者として両国関係の一層の深化を期待します。



以上、ウクライナからのレポートでした!!


Ago-ra IT Consulting HP: http://www.ago-ra.com


Ago-ra ITConsulting柴田へのご連絡は下記まで:



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